現代の製品は、ユーザの目の前にある物理的存在だけでは完結しておらず、外界変化や生活におけるユーザの行為を様々なセンサーを通して認識し、 それらに対し、視覚・聴覚・触覚などのマルチモーダル情報を的確に表出しながら、ユーザとの相互的対話(インタラクション)を通して使用されます。 そういった製品の設計においては、人のニーズ、認知過程を理解した上で、インタラクションそのものの価値を新たに発見する姿勢と手法が必要であり、 そのためには、情報技術とデザイン発想の融合が開発の早い段階から行われることが重要です。 本講義では、情報技術分野の学生と、デザイン分野の学生がチームを編成し、ニーズ探索やアイデア展開手法、 現代のスケッチ手法としてのフィジカルコンピューティング、プロトタイピング手法としてのデジタルファブリケーションなどを学びながら、 設定テーマに対する現実的かつ革新的ソリューションを創造することを目的とします。
Interaction design is a design concept which grasps the mutual communication between a user and a system inclusively. In order to develop it, we need to understand multilaterally how to provide information to a user, and how to pick up and adapt to information from the user. The staff of different fields provides learning through hands-on experience from both technical and design aspect.