インタラクションが行われる場を実際の生活の場として、より現実的な課題を学生が見つけ出し、
授業の前半で得た知識、スキルを統合し、より実践的な問題解決を図る制作実習とすることを目指す。
講義(会議)メモ共有システム
大学の講義において、講義やその板書に対するメモ・疑問・回答などの情報を共有するシステムを提案している。
それによって、講師と学生とのコミュニケーションを円滑にし、講師と学生双方の疑問を解決する。
レストランのメニューの翻訳システム
海外旅行者や、アレルギー障害などの食事に制限のある人を対象にレストランにおけるメニューの翻訳・解説を行うシステムを提示している。
入店した際に、カメラ機能付きの携帯端末を用いることで、外国語で書かれたメニューの翻訳や、料理の内容、使っている食材などを知ることができる。
携帯の充電機能を用いた人とのつながりを示すシステム
携帯を充電しているときに、自分とつながりのある人を水槽の魚として表示することで、人との関係性を認識できるシステムを提案している。
家にいる間に、携帯だけでは補えない寂しさを埋める、アクアリウムのような存在を目指しており、
水槽内では、頻繁に連絡を取っている人は大きな魚、そうでない人は小さい魚として表示される。
よりみち案内システム
寄り道に応じた経路を提示するシステムを提案している。
駅などの移動の際の拠点となるところに設置され、目的地やルート、途中に寄りたい場所
(飲食店、コンビニ、公共施設など)を選択すると、検索結果を印刷してユーザに提示する。
交通機関のためのコミュニケーションツール
交通機関を利用する際に必要な情報の取得や情報交換、切符と同等の機能を携帯情報端末(PDA)にのせるシステムを提案している。
タッチペン式、二画面の端末を用いることにより携帯電話よりもより多くの情報を得ることができる。
電車の運行状況のお知らせや、改札を通ると有効になるメッセンジャーの機能により、「待ち時間」を軽減し、有意義に過ごすことができる。
衣類量販店における『バーチャル試着』システムの提案
タッチパネル式の携帯端末を操作することによって、端末上で試着を行うことができ、商品の購入をサポートするシステムを提案している。
自分の体型情報を入力しておくことによって、『体型に合わせたサイズ提示』『手持ちの服と併せたい』というニーズに応えることができ、
店側にとっては省スペース化を実現できる。
スーパーにおける買い物支援端末
献立に悩んでいる主婦が、端末を操作して、提示された献立を参考に、買い物ができるシステムを提案している。
端末には「レシピ検索」等の三つの機能があり、料理の味の濃さや、カロリー、予算などを入力することにより、
おすすめの料理レシピを知ることができる。
バスにおける案内表示
バスに乗りなれていない人を対象にした、携帯端末を用いたナビゲーションシステムを提案している。
名前、種別、地図の三種類から目的地の検索ができ、バス番号や降車駅、発車、到着時刻を常に表示することにより、
乗り間違い、降り間違いを無くすことを目標とする。